・グラベルロードバイクは、なんでディスクブレーキが多いの?
・そもそもディスクブレーキを良く知らないなぁ。
・ディスクブレーキのメンテナンス方法は?
今回はこの様な疑問を持つ、あなたの解決策になれば嬉しいです。
この記事を書いている僕はというと・・・
どうも、ヤシオ(@yashioblog)です。
30代半ばの、サラリーマンやりながら2児の父親です。
キャンプツーリング(自転車キャンプ)にどうしても行きたくて、キャノンデールのグラベルロードバイク「トップストーン【ソラ】」を買いました。
実際にキャノンデールのグラベルロードバイクを買った私が、ご紹介します。
私が乗っているキャノンデールのトップストーン「ソラ」は機械式のディスクブレーキが搭載されています。
それじゃあ、いってみよう!
グラベルロードバイクにディスクブレーキが搭載される理由
グラベルロードバイクにディスクブレーキが搭載されている理由は、雨の日でもブレーキの効きが良く、比較的弱い力でブレーキをかけることが出来るからです。
ディスクブレーキの効きが良い理由は、以下の2つです。
- ローターが高速回転することで水滴や汚れを遠心力で吹き飛ばす
- ローターとパッドの隙間が狭く、異物が侵入しにくい構造
水滴や汚れは、ブレーキにとっては害でしかありません。
しかし、ローターというディスク部分がタイヤと一緒に高速で回転することで水滴や汚れを吹き飛ばしてくれます。
また、ブレーキパッドの隙間にゴミなどの異物も害になります。
ただ、ディスクブレーキの場合だと隙間がかなり狭いので異物が侵入しにくい構造になっています。
ディスクブレーキは、他のブレーキに比べても効きの良さが長持ちするんです。
雨でもブレーキの効きが良く、油圧式だと比較的軽い力でブレーキをかけることが出来るからグラベルロードバイクにはディスクブレーキが搭載されているんです。
ディスクブレーキを詳しく解説

それでは、ディスクブレーキについて詳しく解説していきますね。
以下の順番で解説していきます。
- ディスクブレーキの構造
- ディスクブレーキは2種類ある
- ディスクブレーキはこんなものにも使われている
- 輪行を考えているなら注意が必要
ディスクブレーキの構造
簡単に説明すると、「回転するディスク(金属)をゴムで挟んで回転を止める」構造になっています。
ちなみに、リムブレーキやキャリパーブレーキの場合、ホイールの一番外側(タイヤに一番近い場所)をゴムで挟んで回転を止める構造です。
これだと、地面に直接触れるタイヤに近い為、水分やごみ(砂や小石)がリム部分に付着しやすいんです。
しかし、ディスクブレーキはホイールの中心に取り付けられています。
このため、地面からも離れており、水分やゴミ(砂や小石)が付着しにくいんです。
- ディスクブレーキ
→ローター(ディスク)をパッドで挟み込む。ゴミが付着しにくい。 - リム、キャリパーブレーキ
→ホイールの外側にあるリムをパッドで挟み込む。ゴミが付着しやすい。
どのブレーキも挟み込んで摩擦の力で回転を止めるというのは同じです。
しかし、ディスクブレーキは水滴やゴミなどからブレーキを守るための構造になっています。
ディスクブレーキは2種類ある
ディスクブレーキには「機械式」と「油圧式」の2種類があります。
表にしてみると、こんな感じです。

「機械式」のディスクブレーキは「油圧式」よりも、値段が安くてメンテナンスがしやすいことが特徴です。
「機械式」は手元のブレーキレバーからブレーキキャリパーまでワイヤーで繋がってます。
レバーを引くことでキャリパー内のピストンが押し出されてパッドでブレーキローターを挟み込む仕組みになっています。
「油圧式」は手元のブレーキレバーからブレーキキャリパーまでオイルが入っているホースが繋がれてます。
レバーを引くことでホース内のオイルに圧力がかかり、キャリパー内のパッドが押し出されブレーキローターを挟み込む仕組みになっているんです。
※ちなみに、僕が買ったキャノンデールのグラベルロードバイク「トップストーン【ソラ】」は「機械式」のディスクブレーキが搭載されていますよ。
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ディスクブレーキはこんなものにも使われている
ディスクブレーキは、ほとんどの乗り物に使われています。
安定した制動力を得られることが、いろんな車両に使われている理由なんです。
雨や泥などの影響を受けにくかったり、コントロールしやすい点などから自動車やバイクなど、高速で走行する乗り物などにも採用されていることからも、ディスクブレーキの信頼が伺えますね。
- 自転車
- 自動車
- バイク
- 鉄道車両
- 航空機
- 農業機械
自動車やバイクに使われていることは、僕も知っていました。
しかし、鉄道や航空機にまで使われているとは知りませんでした。
ディスクブレーキは身の回りの様々な車輛で使われているんですね。
輪行を考えているなら注意が必要
ディスクブレーキの自転車で輪行を考えているなら、注意しなければいけないことがありますよ。
ディスクブレーキは、その仕組み上、他のブレーキでは考えられないことも注意する必要があります。
- ブレーキローター(ディスク部)が曲がらないようにすること
- ホイールを外した状態でキャリパー部に何も挟まず、レバーを引かないこと
ローターとキャリパーの隙間はかなり狭くなっており、ローター(ディスク部)が少しでも曲がってしまうと走行時にキャリパーに当たってしまって、うまく回転しなくなってしまいます。
それどころか、車輪がはまらなくなってしまいます。
輪行時に限らず車輪を外すときはローターが曲がらないように注意しましょう。
ディスクブレーキのキャリパー部は非常に繊細にできており、ローターが挟まっていない状態でレバーを引いてしまうと、キャリパー内部のピストンに圧力がかかったままになってしまいパッドが開かなくなってしまいます。
特に油圧式は、機械式に比べてかなりの圧力がピストンへ加わりますので、最悪サイクルショップへ持ち込み修理になってしまいます。
ディスクブレーキの自転車で輪行を考えていたり、メンテナンスでホイールを外す場合は、上記の点には十分注意しましょうね。
ディスクブレーキの日常的なメンテナンス方法

ディスクブレーキはローター部分をこまめに拭きましょう。
雨や泥などの影響を受けにくい構造になっていたり、他のブレーキに比べて地面から離れているといっても、雨や泥や油分などは付着してしまいます。
ローターに雨や泥、油分が付着していると、制動力が落ちてブレーキの利きが悪くなってしまいます。
メンテナンス方法はかなり簡単です。
- ウエスにパーツクリーナーを吹き付けて、ローターを拭くだけ
注意)ローターに直接パーツクリーナーを吹き付けるのはNG。
日常的なメンテナンス方法は、ウエスにパーツクリーナ―を吹き付けて、こまめにローターを拭きあげるだけで大丈夫なんです。
まとめ:グラベルロードバイクは、ディスクブレーキが最適です。
それでは、この記事のまとめです。
グラベルロードバイクにディスクブレーキが搭載される理由
- 雨でもブレーキの効きが良く、比較的軽い力でブレーキをかけることが出来る。
ディスクブレーキを詳しく解説
- ディスクブレーキの構造
- ディスクブレーキは2種類ある
- ディスクブレーキはこんなものにも使われている
- 輪行を考えているなら注意が必要
ディスクブレーキの日常的なメンテナンス方法
- ローター部分をこまめに拭くだけ
※パーツクリーナーをローターに直接吹きかけるのはダメ!
今回は「グラベルロードバイクは、なぜディスクブレーキ?詳しく解説します。」について書いてみました。
グラベルロードバイクに限らず、ディスクブレーキなのかその他のブレーキなのかを選ぶ時に参考にしてみてくださいね。
また、グラベルロードバイクにディスクブレーキがなぜ採用されているのかという疑問が少しでも解決できれば幸いです。